子どものインフルエンザ治療薬

こんにちは。MKあやねです。
他のページではあまり言っていないのですが、
実は薬剤師やってます。
今年もインフルエンザが出始めましたね。まだ流行とはなっていませんが、
今のうちに、薬の使い方を知っておきましょう。



目次
・インフルエンザの症状
・病院へ行くタイミング
・インフルエンザ治療薬の種類
・それぞれの薬の特徴・使用のポイント
・出席停止期間
◆インフルエンザの症状
 
インフルエンザに感染すると、1~3日の潜伏期間のあと、
急激に38度以上の高熱や悪寒、頭痛、関節痛、倦怠感などの
全身症状がでます。そのほかに、のどの痛み、鼻水、咳などの
風邪症状があります。
稀に37度程度でも陽性が出る場合がありますので、
近くにインフルエンザと診断された方がいて、風邪症状が
ある方は病院で調べてもらった方がいいです。
◆病院へ行くタイミング
お子さんがいきなり39度や40度近い高熱が出たら
ビックリしてすぐに病院へ連れて行きたくなりますよね。
でも、ちょっと待ってください!
インフルエンザの検査キットはある程度ウィルスが増えてからでないと
正しく判定できないのです。
そのため、熱が出たからと病院へ行っても陰性で、明日もう一度来てください。
と言われることも多々あります。
高熱と頭痛や関節痛で苦しんでいる子を外に連れ出し、何時間も待たされた挙句
また明日。なんてかわいそうすぎます。
しかし、インフルエンザ治療薬はウィルスを殺す作用はなく、
増えるのを抑えてくれるお薬なので、逆にウィルスが増えすぎてしまうと
効果が出ないんですね。なんとも難しい。
そのため、病院での検査は「発症から12時間以上48時間以内」がベストです。
できれば24時間経っていた方がよりしっかり判定できますが、その辺は
熱が出た時間帯にもよりますね。
◆インフルエンザ治療薬の種類
インフルエンザと診断されると処方される治療薬は3種類あります。
内服薬のタミフル、吸入薬のリレンザとイナビル。
入院では点滴薬のラピアクタがあります。
◆薬の特徴、使い方のポイント!
・タミフル
異常行動の問題により、因果関係は不明としながらも
10歳以上、20歳未満には原則使用不可となりました。
1歳以上37.5kg未満の小児→ドライシロップ剤
37.5kg以上の小児、成人→カプセル剤
1日2回5日分を飲み切る。
唯一の内服薬のため、1歳~5歳くらいまでの小さいお子さんにも使用できます。
ただし、子どもにタミフルドライシロップを飲ませるのはなかなか難しいです。
なぜなら、苦いから。
苦みを感じにくくする食べ物や飲み物として以下のものがあります。
・チョコアイス
・ヨーグルト(イチゴ味)
・ココア
・オレンジジュース
・スポーツドリンク
逆に、味が変わって飲みにくくなるものは
・バニラアイス
・乳酸菌飲料
・りんごジュース
・リレンザ
円盤状のアルミシートに包装されたディスクに
4つの山があり、その中に粉末の薬が入っています。
その粉末を専用の吸入器を使って吸い込みます。
1回2吸入 1日2回朝夕 5日間使用します。
・イナビル
吸入容器内の粉薬を右左右左と4回吸い込んで使います。
10歳未満は1容器で1回分
10歳以上は2容器で1回分
となり、1回で終わりです。
比較
この3つの薬はいずれもA型・B型の両方に効果があります
吸入薬であるリレンザとイナビルを使用できる年齢は
かなり個人差があり、早いと5歳くらいから、小学生になればだいたい
の子は吸えますが、体調最悪の時なので嫌がることもよくあります。
リレンザは1日2回5日間で、イナビルは1回で終わりのため
イナビルの方が簡単でいいと思われがちですが、その1回を
失敗すると残念ながら効果はでません。
そのため、幼稚園くらいの子に処方されたときは、薬を渡す前に
練習用の笛でしっかり吸えるか確認してからお渡しします。
どうしても吸入が難しそうなときは、親御さんと相談して、
先生にタミフルに変更してもらうこともあります。
苦い粉薬を1日2回5日分飲ませるのもお母さんは大変ですが、
1発勝負で失敗するのも怖いですね。
ただ、インフルエンザは薬がなくてもしっかり栄養を取って
暖かくして寝ていれば、1週間もあれば自然に治ります。
なので、飲めないからといって焦ることもありません。
◆出席停止期間
インフルエンザにかかると、学校や幼稚園は出席停止になります。
登校可能になるのは
小学校:発症から5日および解熱から2日が経過してから。
つまり、熱が出た次の日から数えて5日経っていることと、
熱が下がって48時間以上経っていることの両方を満たさなければ
なりません。熱が長引いた場合は5日経っても学校へ行けませんので
注意してください。
幼稚園・保育園:発症から5日および解熱から3日が経過してから。
幼児の方が解熱後1日長く様子を見なければなりません。
◆おわりに
毎年猛威を振るうインフルエンザですが、
うがい手洗いをしっかりして、加湿器、空気清浄機で
予防することが一番です。
最近はインフルエンザにも効くと書いてある空間除菌薬なども
ありますので、そういったものを使ってみるのもいいかもしれません。

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